アルミ加工に適したコーティング
今回は、アルミ加工に適したコーティングを考えたいと思います。
アルミ加工の特徴アルミは、軽量化目的で航空機、自動車などに使われる箇所が増えています。
軟質の純アルミ、航空機などに使われる銅、マグネシュウムなどを ...
フィルタードアーク方式DLCの話
今回はフィルタードアーク装置(※以後FAD装置)と、
これで得られるta―C(水素フリー)DLC膜「AC-X」、「AC-X・W」、「AC-X・X」の説明をします。
下図はFAD装置を上部から見たものです。 ...
高周波プラズマを使った長尺製品向けDLC成膜装置の話
今回は自社の長尺製品が処理可能であるDLC成膜装置の説明です。
自社製作炉であり、処理エリアが「φ150*1000mm」、加工膜種は「DLC-EX」と「CFC-H」です。
特徴は真空炉内に円状のループアンテナを ...
イオン源蒸着法によるDLC成膜

前回までは、セラミック系膜(TiN、TiAlN)の成膜方法の説明をしましたが、
<過去記事>HCD TiN(ホロカソード ティーアイエヌ)コーティングの話
<過去記事>ARC TiAlN(アーク ティーアイエーエル ...
ARC TiAlN(アーク ティーアイエーエルエヌ)の話

さて、先月のブログではHCD方式(ホロカソード)の話をしましたが、
今回は、Arc(アーク)という方式についてです。
当社にはArcコーティング装置が5基(DLC「AC-X」も入れると計7基)あり、多種類 ...
HCD TiN(ホロカソード ティーアイエヌ)コーティングの話

オンワード技研には、HCD(ホロカソード)という方式のコーティング装置が2基あり、TiNコーティングを行っています。
TiNは、硬さと密着力のバランスに優れた、鉄系加工に適用する汎用性の高い膜種です。
ピンホール
「ピンホール」とは、膜に発生した小さな穴や凹みです。
写真は、超硬金型にDLC-EX成膜で発生したピンホール(赤丸部)です。
形状や大きさは様々です。
...
事例01:金型のバリによる剥離発生

商品の傷周辺にDLC-EXの膜剥離が発生しました (上記写真の白く見える部分)。
板状の金型で、材質はSKD11です。
傷はお客様で発生したもので、『傷了解済み』ということでコーティングを進めました。
この ...
コーティング不要部のマスキングについて
PVDコーティングで成膜してはいけない箇所は、
マスキングして炉内にセッティングする必要があります。
理由は工具、金型のセッティングする面の滑り防止や精度の理由からです。
野球のバットは握る部分は ...
穴形状へのコーティング
お客様の要望で、穴の内部(内壁)にコーティング依頼があります。
たとえばパイプの内面、ダイの内壁等です。
難しい要望として
内径φ3の30Lの金属パイプ、
角穴の内壁が製品形状になって