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DLCコーティング|DP-DLC

DLCコーティング|DP-DLC

ディンプル加工+DLCの相乗効果
油膜保持性能が向上

DLCコーティング(a-C:Hタイプ)の複合仕様

DP-DLCはDLCスタンダード膜〈DLC-EX〉の母材表面にディンプル加工を施した、DLCコーティング(a-C:Hタイプ)の複合仕様です。低温成膜で熱による母材の歪みや変形が少なく、なめらかで硬い膜質に定評があります。

ショットピーニングによるディンプル加工で、母材表面に無数のくぼみを施すことで、潤滑剤・離型剤などのオイルの油膜保持性能が向上。油中で使われる摺動部品や、摩擦が大きいパンチなどの耐久性向上に効果を発揮します。

DLCコーティングの特徴はこちら

DLCコーティング〈DP-DLC 〉の用途例

摺動摩耗部品、パンチ など

DP-DLC のスペック

  • 色調
    ブラック
  • 膜硬度
    3000 Hv
  • 膜厚
    1 µm
  • 酸化温度
    400 ℃
  • 処理温度
    120〜250 ℃
  • 摩擦係数
    0.09〜0.13
  • 電気抵抗値

    106Ω·cm以上

  • 撥水角

    65〜75°

膜評価

■検証内容
DP-DLC油中トライボ試験比較

 

ボールオンディスク試験
 DP-DLC平均摩擦係数:0.098
  • 荷重:50N
  • ボール:A5052
  • 揺動半径:6mm
  • 速度:10cm/sec
  • 温度:24℃
  • 湿度:44%
  • 潤滑剤:シリコーンオイル(樹脂離型、潤滑剤)

 

■結果
アルミボールとの摩擦試験で2倍以上の耐久性

 

A5052+DLC-EX
油中トライボ摩耗痕×100
A5052+DP-DLC
油中トライボ摩耗×100
A5052+DLC-EX
表面観察結果×500
A5052+DP-DLC
表面観察結果×500

a-C:Hタイプの特徴

a-C:Hタイプは水素化アモルファスカーボン構造のDLCコーティング。膜内に水素を含有しており、硬さとじん性のバランスに優れているのが特徴です。
アンダーコート仕様で、鉄・超硬・ステンレスなどさまざまな母材に適応できます。