技術研究

TECHNICAL RESEARCH
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<No.01> 硬質DLC(AC-X)被覆工具の開発

~<No.01> 硬質DLC(AC-X)被覆工具の開発 目次~
  1. はじめに
  2. T-FAD
  3. ta-C 膜の特性
  4. ta-C の切削工具への応用
  5. まとめ
■はじめに
アルミニウムや銅といった非鉄金属を切削加工する場合、切削工具の切刃部分に被削材が凝着して切削抵抗が大きくなり、刃先が欠損するといった問題が生じる。
これらの問題の解決法として、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)で被覆した切削工具が実用化されている。
しかし、近年において、被削材の材質は、アルミニウム合金の中でもダイキャスト用合金であるSi や銅が添加されたAC 系の材料が増加している。
これは自動車の軽量化を目的として、エンジンブロック等の部材への採用が増加しているためである。
AC系のアルミ合金は、Si 等の硬質粒子を多く含有するため、従来の水素を含むDLC(a-C:H)では十分な硬度が得られずに刃先部を被覆するDLCが磨耗してしまい、そこから被削材の凝着が始まってしまう。
これに対し、本稿で解説する真空アーク法による水素フリーDLC(ta-C)では固体グラファイトを原料とし、高真空中にて成膜するため、膜中に水素が含まない、極めて高硬度なDLC膜

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